この校長だよりに掲載した「教育いろは唄」(本年2月11日付けのブログ)が大手新聞の今月24日の朝刊に掲載され(http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120424/wlf12042408300004-n1.htm)、多くの方々に知っていただきました。
私の長い教員生活で培った経験が少しでも(他校の先生方を含めて)若い先生方の教育活動のヒントにでもなればと創ったものですが、今回新聞に掲載していただいたことで、今まで以上に大きな反響をいただきました。それはそれで実に嬉しいことでありますが、それ以上にマスコミの持つ大きな力を実感しました。ちょうど教育いろは唄が掲載された当日に「大阪高校共学部会」という大阪府下の私立共学高校の全校長が集まる定例会があったのですが、そこでも他校の学校長から多くの感想をいただきました。また教育関係以外の多くの方々からも感想をいただきました。中には随分会っていなかった卒業生や同窓生からの連絡もいただきました。自分が感銘を受けた箇所を教えてくれる方もいました。ある唄の意味するところを詳しく教えてほしいという方もいました。副作用(?!)としては、聞かれない限り答えないでいた年齢もしっかり世間にバレてしまいました。またはっきりした顔写真によって、これまで以上、例えば「よいこ部」に出演したりニュース番組でインタビューを受けたりしたとき以上に、ご近所さんには校長だということが露見したような気がします。これからは、品位ある本学の評判を落としてはいけないので、休みの日とはいえ、夏に甚平姿で近隣を歩き回るのも控えたいと思っています(笑)。
また今までも、そして今回でも、興味深かったのは、教育いろは唄を読んだ方の年齢や職業などによって感銘を受けた箇所が違っていることでした。例えば、医師をしている卒業生は、やはり「罪づくり 医師と教師が 筆頭ぞ いのち預かる 重み知らずば」という唄に衝撃を受けたという感想をくれました。同僚達にも見せてもう一度「医師としての襟を正すよすが」とするとのことで、私の拙いいろは唄が医師の自覚を促すのに役立ったということに喜びを感じました。
また結構ベテランの教員の多くは「押し黙る 生徒を前に 何とする 僕も分からぬ その場でなけりゃ」という唄を気に入ってくれました。実際、教育現場における生徒の対応はマニュアル通りにはいかないことも多々あって、その生徒の問題や背景やその場の流れ(TPO)によって、「臨機応変の対応」が求められるということを長年の経験で分かっておられるのでしょう。
あと、つい約束してしまったことに「教育いろは唄の解説書作り」がありますが、これは実際何年先になるかは分かりません。ひょっとしたら約束を破るかも知れませんが、そうなれば私の取材をしてくれた(そして年齢以上に若く見える写真と撮ってくれた)K記者を含めて、解説書作りを約束した皆さん方、本当にスミマセン、お許し下さい。約束を破りそうな気がしてきました・・・。
あるいはまた、もう少し私も熟成してくれば、「人生いろは唄」などというものを調子に乗って書こうかと思いますが、やっぱりこれも書けなさそうな気がします。熟しても熟成せず、という訳であります・・・。